政局(の一部)
自民党の党規では辞める気のない総裁を周りの人が辞めさせることはできないのだそうだ。
先日テレビタックルでそういう話をしていた。
つまり党の代表となるべき人物には自分の進退に関して的確な判断力が備わっているという認識のもとにそういう制度になっているのだと思う。
でももし判断力がない人物が総裁になったらどうするんだろう?
党内の総裁選挙で選ばれた人物がそうだとしたら、やっぱり責任は総裁だけじゃなくて党内全体にあるということなんだろうけど。
この制度に関しては、何場所負け越し続けても横綱にだけは角番がない(本人が引退と言わない限り力士を辞めたり格付けが落ちることはない)という制度にも似ている。もちろん制度上は辞めなくてもいいというだけで、もしも何場所も負け越したりしたら、その横綱は周囲に何か言われる前に引退すると思う。
さて、安倍さんに関してだが、選挙で惨敗しても責任を取って辞任するというつもりが全くないということについては、実にわかりやすい。
彼は今まで自分の任命した閣僚がどんなに失言をしてもどんなに不祥事を起こしても、それにたいして責任を取らせるなどということはしてこなかった男だ。
まして自分自身に非があってもその責任を取ろうなどと考える筈がない。
今回の惨敗は不祥事を起こした部下たちより首相本人に原因があるように思える。仮に身内が問題を起こしたとして、世間的にみて公正明大で正しい処置をとれば、むしろ不祥事を上手く始末が付けられるということで評価が上がるということもあったかもしれない。でも彼は今まで一度もそのようなことをしてこなかった。自殺者が出ても変わらない程だ。
時にはそれで良い場合もあるかもしれないが、何度も起きてその都度これでは、国民も愛想を尽かすというものだ。首相の器じゃないということなんだと思うけど、本人はそうは思ってないのかなあ。余程他に人材がいないのかな。安倍さんに政治家としての実績がないとは思わないけど、首相になる時期(あるいは器)じゃなかったんだよね。