「アニメ化」するということ

戦国BASARAの感想を書いていたときに書いたことで思い出したんだけど、アニメ化することに対して思うところが、子供の頃と大人になってからで違うんですよね。
戦国BASARAはゲームが原作だし、最近はゲームのアニメ化が多いけど、漫画がアニメになるケースは多いです。小説からって場合もあるけど。
小説と違って漫画には絵があるので漫画がアニメ化というとその絵が動くのかなーと思うんだけど、実際に見てみると、そうでもない。
漫画は紙にインクとつけペンで書くし白黒だし、アニメはなんだか石油原料っぽい透明のシート状のものに書かれた平板な線に平板に色を塗るのが普通で(最近はデジタル化が進んでいるのでまた違うみたいだけど)、どちらにせよ画材や制作過程が違うので同じになりようがないわけです。
大人になってアニメの作り方や漫画の書き方を知ってからはそういう違いを理解出来るようになるんだけど、子供の頃はそんなの分からないし、場合によっては聞いても理解できないくらい幼い場合もあるので、ようするに子供にとってはそんな事情は知ったこっちゃねえってことです。
そうなるとお気に入りの漫画がアニメ化したのに、見てがっかりする場合がある。
絵自体が(似せてても)違う場合もあるし、最初からさっぱり似せてない場合もある。
漫画は作者が作画と作話を担当するから必ずしも絵の専門家とは限らないけど、アニメは作画する人は専門家なので、アニメの方が絵が上手い場合も多い(もちろん逆の場合もある)。
それでもなにか腑に落ちない思いをして、そういう経験を重ね、なおかつ両者の作り方の違いなんかを知っていって、そういうものらしいぞと納得するようになると、絵が違ってもそんなに不満を感じなくなる。
漫画は白黒だし、動かないし、音もないし、それに比べてアニメはカラーだし動くし音声も音楽もあるし、漫画よりアニメの方がすごいというか、アニメ化されるのが「嬉しい」感覚ってのがあると思うのですが、そのうちそうでもないんだなーと思い始めたりする。
大人になってから「そういうもんだ」と思って適当に見てるんだけど。
でも、たまにそういう子供のころのことを思い出してもいいんじゃないかと思います。
アニメと漫画じゃ作り方が違う、なんてのは制作者の都合なんだしさ!
原作漫画のファンからしてみると、アニメ化するなら原作のままアニメ化して欲しいと思うのは自然な流れだと思うんだよね!
鉄腕バーディーがアニメ化してりょーちもさんの絵がもうすばらしく可愛いのだがやっぱりゆうきさんの千明の方が美人だよとか。パトレイバーも高田明美さんが書くと黒崎がなんかおしゃれっぽいのだがゆうきさんの書いた黒崎の方が(オタクっぽいけど)美人だよとか。
荒木さんや姫野さんの絵が美しいのはわかるけどやっぱり車田さんの壬生の方が美人だよとか。
そんな風に思ってしまう心はしょうがないと思うのです。
それを考えると原作もアニメの監督も、作画も作話も一人の人がやってる風の谷のナウシカは結構すごい。
宮崎さんは原作の漫画を鉛筆で書いていたので、アニメのデジタル化が進んだ今、アニメを鉛筆で作る技術を更につきすすめてナウシカの再アニメ化をお願いします。お願いします。榊原良子さんが引退する前にお願いします。
あとエヴァンゲリオンがちょっと変わってまして。
アニメのキャラデザの人が漫画を書いているのですが、アニメ向けの絵でもあるし、漫画は漫画でペン画にも最適化した感じで描いてもいるので、アニメはアニメで、漫画は漫画でレベル高いし、何しろ同じ人だからメディア間の違和感がないのがステキですね。
でもこれは貞本さんがアニメと漫画、どちらの作画スキルも高い人だから出来たことで、普通に最初に漫画として発表された作品がそんな運の良いことになることはやっぱりあまりないよね~。