「デビルサマナー葛葉ライドウ対コドクノマレビト」3巻

コドクノマレビト3巻です。
マレビトは稀人のことだろうと思ってましたがコドクは蟲毒ですね。孤独じゃないですよね。デビルサマナ—シリーズなんだし充分考えられることだったのにあんまり考えてなかったです。しょんぼり。
色んな呪術があるけどその中でも一際禍々しい話ですよね、蟲毒。コワイよー。
3巻買ったら帯に「さらば友よ…!」と書いてあったので、そっかー、微妙にウザキャラだった星命くん死ぬのかーと思ったら退場の仕方が違った。うは。
この巻では金王屋のご主人、そしてヴィクトルが初登場でした。ヴィクトルといえば業魔殿。業魔殿といえば悪魔合体ですね。何を作るのかと思ったらフツヌシでした。
今回のメインの一つは対ヒノカグヅチ戦なのですが、フツヌシと一緒にヨシツネが呼ばれたのでヨシツネ大好きなたじまさん大喜び。
綾村切人さんが書くヨシツネは耳がエルフ耳でかわいい。
そして源五郎自爆の後処理にジャックフロストが呼ばれたのでジャックフロスト大好きなたじまさん再び大喜び。ジャックフロストまじ天使。あ、悪魔だった。
メインのもう一つは星命戦なのですが、色んな悪魔出て来て大盤振る舞いだなー。
ライドウがバラのつるで緊縛されているのを見て、ああ、ライドウ受けの腐女子のお嬢さん方が大喜びだ…と思ったのはないしょです。ちなみにたじまさんはライドウ攻めです(誰も聞いてないよ)。
作画の綾村さんの絵は描線が流麗であまり強弱はないのですが絵は大変お上手なので弱々しさは感じられません。一歩間違うと神経質っぽく見える線だと思うのですが(ベタやトーン使いも)、デスノートの時の小畑さん程じゃないですね。
つーかね、たじまさんは綾村さんの絵が好きかもしれない。最初はちょっとBLっぽい絵柄だなーと苦手意識があったのですが(ライドウが美麗すぎるからだよね。まあ、設定から美少年なので当然そうなるんだけど)、漫画を読んでみると女の子可愛いし女性は美人だしおじさんも書けるし何より悪魔たちの特徴をよく捉えていて丁寧に描写しているのが悪魔好きの私としては嬉しいのです。
着物女子を綺麗に描いているのも嬉しい。
昔読んだ新撰組もののラノベで、挿絵が新撰組の隊服はともかく着物女子を可愛らしく描けてなくて——いや、女子を書くのは可愛かったのですが、着物描写がヘタクソで——多分書き手は男性で、女性もの着物の構造を理解してないし勉強する気もなければ、着物女子を漫画絵で可愛く表現するやる気みたいなものがないんだろうなあという感じで、非常に残念だったことがあるのです。
漫画というデフォルメ形式が、現代のものではない着物という衣類を可愛く書くのに向いてないのかとすら思ったのですが、コドクノマレビトを見る限り、そんなことはなかった。
着物女子を書けない人は着物に対する見識も知識も思い入れもなくかつ絵が下手だったんだ思いました。
ちなみにそのときの挿絵の人はその後どうなったのかというと、先日購入した月刊少年シリウスで漫画連載していたし表紙も書いていました。表紙はナース姿の女子二人で、絵はうまくなっていました。でもきっと今でもあまり着物女子に対する思い入れがないだろうから、もう時代物の仕事が来ないといいねと代わりに祈っておいてあげました。
アトラスのゲームのキャラデザもやっていたので(デビルサバイバーとかいったかな。やってないけど)きっと人気イラストレーターなんですね。
新撰組の小説の後ろにおまけで書いてた漫画がすごく白く(背景的な意味で)「これはひどい」と思ったものでしたが、漫画雑誌で連載してるということはその後漫画も上達したのかなー。