「ドラマスペシャル・白洲次郎」第1回

「カントリージェントルマンへの道」の巻。
原田芳雄吉田茂すぎる件。
白洲次郎鷺巣詩郎は語感が似ている件。
まあそんなことはどうでもいいんですが。
ドラマの原案はこちらです。

この人、日本で一番かっこいい男とか言われているんです。
すげーな、そのキャッチ。
NHKが何度も番宣してたので見ることにしました。
予想通り美術がすばらしかったな。衣装も。小道具も。ロケも。
レトロ大好きなんです。
内容は戦前~戦中~戦後の頃、つまり大正から昭和の頃くらいまでのお話です。
本物のセレブ、つまり上流階級、そのころまだ日本にあった「貴族」という連中のお話、そして第一回は青春物語っぽくもある。ボーイミーツガールな話も入ってくる。
私は根っから庶民の生まれ育ちなので大正の時代に留学してたようなボンボンやお嬢様の話なんざ知るかって感じなんですが、でもさっきも書いたようにレトロ大好きなのでその時代の色々なのを持ってこられると飛びつかざるを得ない……。
そして自分じゃとても住んだり手に入れたりできないようなかっけー家やインテリアを見てうらやましがる次第です。いやー、ほんと良かったよ、農家の大きな日本家屋から、都内の貴族が住むような昔の屋敷やら。
たてもの園には高橋是清邸が移築されているので、庶民でも見学に行くことはできるんだけど、あれ、うちじゃないもんなー。
ドラマの撮影用とはいえ、人間が生活してるようにしているのもよかったです。博物館の展示物にされてると魅力はかなり削がれるものですから。
次郎の神戸の生家もよかったなー。
イギリスロケのパートもみんな良かったなあー。
あと俳優陣がみんなよいですなー。岸辺一徳が出るとみんな持って行かれちゃう勢いですが。
映像も変わってて良かったですな。ちょっとテンポが悪いところもあったと思ったけど、全体的に変だった(褒め言葉)。そのまま撮ると現代物っぽくなるだろうから、気を使っているのだろう。
そうそう、クラシックカーも良かったなあー。
いつもポアロのドラマを見る度に「イギリスにはこういうドラマの撮影用にクラシックカーをいつでも動かせるようにしてる仕事の人とかいるんだろうなあ」と思ってたんですが、日本にもいるのね。
クラシックカーいいよねー。
ていうか最近の車の形が全然ステキに見えないのだがどうしたらいいのか。
お話自体は太平洋戦争に突入したあたりで「続」です。
次郎さんは戦争に勝てると思っていないので、敗戦色が濃厚になるずっと前に都内から田舎(といっても鶴川町というからには神奈川県の、町田の近くだから、そんなに離れてないような気もするけど。戦時中はあの辺りは普通に田舎だろうなあ)に移り住み、自給自足を試みています。それは奇しくも彼が反発し続けていた父親が最期にしていたことと同じなわけで。
私がゲームの「デビルサマナー葛葉ライドウ」を遊んでいて、どうにも腑に落ちないというか……腑に落ちないというのと違うなあ。なんといったらいいのか……
ああ、そうそう、「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」の感想にも書いたけど、歴史上の人物のお話は、その人物が処刑されると分かっている後世の自分からすると、読むのにしんどいものがあるのですが。
(例を挙げていうとマリー・アントワネットや近藤勇なんかのことですが)
この時代の日本を舞台にした作品にも同じ働きがありまして。
なんとはいっても結局太平洋戦争とその敗北、それに続く占領の時代を後に控えているというのを知っているわけですから。
見ていてなんとなーく楽しさがないというか。
あるんですよ、そういうのが。
ライドウはまるきりフィクションだしそもそも歴史を少しばかり変えて架空の歴史物の趣もある(そればかりか、女神転生の流れを汲むのであればさらにその後東京にICBMが打ち込まれるかもしれない歴史の流れも含んでいるのですが、それはそれ)お話だからあまり関係ないといえばそうなんですが、このドラマのようにその時代を生きた実在の人物の実話を元に書かれた話となると、いかにフィクションといえど全然違ってきますな。
今回はそこそこなところで終わっていますが、第2回は戦中? それともいきなり戦後?
いやしかし白洲さん自身が多いに活動をしたのがその時代の話と言う事であれば、その時代をスルーするわけにはいきませんし、本末転倒ですし。それはわかってますが。ちょっとテンションが下がるのも確かなのでした。
でも衣装や美術につられて見るんだろうな、2話。


絶望的な話を聞いた

昨日母と会っていたときに母の友達と話す機会があったのだが、そのときにその人が国立博物館の阿修羅を見に行ったという話題になって、絶望的な話を聞きました。
朝一番で行ってもすごく並ぶそうです。
「だからねーお昼に行けばいいんじゃないかなと思って昼にいったの。そしたらやっぱり並んだ」
ようするにもうどの時間に行っても並ぶみたいです。
つーか2度行ったのか母の友達。
そういえば曜日は確認しなかったなあ。平日だとどうなのか。

↑この表紙が阿修羅のブルータスを買うかどうか悩んでいます。
近所の本屋にはまだバックナンバーが平積みだった。