「ちぐはぐな部品」


読み終わりました。
面白かったです。
星新一だし面白いに決まってるんだけど。
途中で改定を加えているみたいだけど、それでも文章に時代というか古さがないのがすごいです。
本人があとがきで書いていたけど、短編では時事風俗を扱わないというだけあって、時代を問わない作品にできるんですね。
とはいっても全く古くなってないのかというとそういうわけでもないんですけど。
子供の頃に初めて星新一の本を読んだときみたいなエキサイティングさは薄れてしまっているんです。私が大人になってしまったせいでしょうか。
具体的に言うと、ちょっとステロタイプ的になってる部分があるかなーと。
人間のおろかさ(広い意味での)や人生のしょーもなさをテーマにしてる作品なんかだと、ちょっと一面的すぎるんじゃないかなあと思ったりするんですね。
短編だから構わないんでしょうけど。
それにそういうところにざっくりとナイフを切り込むような芸風が売りなんだろうしなあ。
個別の感想を言うと、「シャーロック・ホームズの内幕」が全くひどい。ホームズを読んだときの感動を返せって感じだ。あ、この「ひどい」はけなしてるんじゃなくて褒めてます。
「足あとのなぞ」。このミステリーは定番というか、パタリロでもやってたよね。冬場に雪の積もったところで足跡が消えてしまうミステリー。パタリロも相当変則的な種明かしだったけど、星さんも相当アレなオチでした。彼らしい。
「壁の穴」。その前の「災害」もそうなんだけど、普通に生きていて何の楽しみもなく灰色みたいな日々を送っている現代的な人間の描写がキツい。この時代だから勤め人だけど、今だったらニートとか引きこもりが主人公になるんだろうな。と思ったけど星さんは時事風俗は扱わないんだっけ。
逆に言うと、もしかすると今自分の生きてる状態が、誰かにとっては自殺したくなるくらい羨ましい「壁の穴の向こう側」なのかもしれないと思ったりもする。
上見てもキリがないけど、下をみてもキリがないものだし、せめてポジティブなシンキングで生きていった方が気分が幸せになれるよね! 実際はともかくとして。
と、結構前向きな気分に(無理矢理)なれた短編集でした。
片山さんの挿絵があと10枚くらいあったら尚良かった! 片山ファン的な意味で!


「うみものがたり」12話最終回

「島の心 人の心」の巻。

あらすじ・セドナに取り込まれたウリンはマリンから光の心を取り上げようとする。セドナが支配する世界では光の心を持つものは消えゆくさだめにあるからだ。マリンが自分を嫌いになることでそれを実現しようと、マリンをつれてウリンは二人の思い出の珊瑚礁にむかう。そしてマリンの目の前でその珊瑚礁を破壊するのだった。

というようなお話でした。
そもそもの物語の最初の段階で、覚悟が足りないんだよ、ウリンさんは。
あと、なぜかセドナに取り込まれたウリンさんは成長してました。子供の体型だった筈なのに少女っぽくなってた。等身も伸びてたし。
がっかりした人も多かろう……。
最終回のウリンさんの相も変わらず支離滅裂な理屈で行われる理解のできない行動を見ていて、唐突にあるものを思い出しました。
ウリンさんって、澤田亜希に似てるよね。
仮面ライダー555の。
もちろんやってることが。
澤田も、見ていて全然行動原理の理解できないキャラでした。
あー、そーだそーだ、彼に似てるんだ。
ほんとは「愛してる」「『愛してる』って言ってもらいたい」「もっと愛されたい」「もっと愛したい」と思ってるんだけど、そういうことを相手にアピールするというのができず、中間のことも色々とすっとばして、いきなりヒロイン(意中の女の子)を殺そうとして、そうすれば自分はもっとましな存在になれると、とうていあり得そうにないことを信じていた、謎の男の子の役でした。
というわけでうみものがたり、最終回でした。スタッフキャストの皆さん、お疲れ様でした!


今週の「鉄腕バーディー」

今週の鉄腕バーディーさんは~~!
すごい展開でした!
大 興 奮 ☆
今までながながと語られてきた話、ヤンサン時代の話から、つい最近の出来事までのあらゆるエピソードが積み重なって、つとむの怒りが大爆発でした。
いやあ……すごいねえ。
つとむとバーディーが身体同居暮らし始めてから、色々な出来事が起きたけど、中にいるつとむが暴発するのは初めてじゃないですか?
前から思ってたけど、物語の最初はつとむは今時の子供っぽく冷めてドライな感じの子かと思ってたけど、実はかなり情が深くて優しくて真面目なんですよね。
ヤンサン時代の最期の方であれだけ頑張ってたのは結局千明のためだったし、だから結局千明がみんなの元を去って行ってしまったときは可哀相だと思った。千明には千明の事情があるし、その辺の行き違いをゴメスやレビがコントロールしてるとしたら腹立たしいけど、結局どちらも友達のことを思い合ってるところがじーんとしました。
姉のはずみ、クラスメートの千明、そしてひなちゃんのお父さんと、彼の回りではビーストを操る組織の驚異は具体的なものになっている。
だから彼の暴発は心情的にとても理解できて、その分重たいですね……。
さて、ひなちゃんのお父さんのことが気になって、エヴォの2巻を読み返して見ました。

4特の「チョビ」と「アンノウン」がバスの上で対峙したとき、バーディーは相手の正体を分かってないけど、チョビの側は分かってるんだよね。
つとむとバーディーに助けられたり、色々していて、「チョビ」は「統制されたビースト」の中でもかなり特殊な存在だと思うんだけど、あきらかにレビの息のかかった組織(4特)の中で、彼はどういう扱いなんだろう? 彼の「知っている」ことは、どれくらいレビやゴメスに語られているんだろう? あるいは知られているんだろう?
すげー気になります。
今週の話は、ヤンサン時代どころか旧版のころから気になっていた、酔根草の正体、効果について、びっくりするくらい詳しく語ってくれていますね。
勿論今週の話だけでは全ての謎が解明したとは言いがたいですけど。
酔根草が全ての始まりであるのは、旧版もヤンサン版も一緒ですし、何より千明に何が起きたのかを知る一助になる……筈?
千明に何が起きたのか、何が起きているのか、はたまか彼は一体何なのかということに至るまで、分からないことだらけなんだもんなあ。
という感じに話が千明のことばかりになってしまうのは、私が千明ファンだからで、しかも千明が今でもあまりにミステリアスだからです。
早くまた再登場しないかな~~。


「飛び出せ!科学くん」4/20

前回の科学くんの記事で「来週も見るかどうかはわかんね」とか言ってました。
なんでかというと予告を見たら短距離走の話題だったからです。「一瞬で足が速くなる方法」ですよ。
子供の頃から運動が不得意で苦手で特に走るのが遅かったので、なんとなーく苦手なものを避けたいという心理が働いたわけですよ。
結局見たけど!
変なフックを使ったりガムを噛んだり色々してました。
変なフックを使う方法は出来ないけどガムを噛む方法は誰でもすぐに出来そうですね。
ガムを噛んだだけであんなにタイムが縮まるなんて不思議すぎる。
あともう一つ何かすごい方法でやってたようなんですが…あのトレーニングはなんだったんだろう。
右手と右足、左手と左足がそれぞれ同時に動かす訓練でした。
なんであれで速くなるんだろう?
ところでこの番組はナレーションが大塚明夫さんです。
一応明記しておこうかと。
来週はタケノコ掘りかあ。
やっぱりタモリ倶楽部みたいだなあ。
楽しそうで何よりです。


「アイシテル-海容-」1話

ドラマの内容が気になって見ようかどうか迷ってたんですが、高山猛久さんが出ているらしいので問答無用で鑑賞決定。
高山さんは勿論風魔の小次郎で知った役者さんですが、あのときも目の間がくっついている人だなあと思ったものでした(その後「愛しあう事しかできない」を見たときはあまり気にならなかったんですが)。でも短髪で背広の高山さんかっこいいよ高山さん。
お話はテーマというか内容がそもそも重たいです。子供による犯罪、それも殺人です。
元々子供による重大犯罪に社会的な興味があったのです。
佐世保小6女児同級生殺害事件に取材した本↓

を読んでみたりもしたんですよ。
ただやっぱり現在進行形で裁かれている件でもあるし、なんだかよくわからなかった!
それにこの本、作者がその後やな事件を起こしました。
別の少年犯罪の取材の際に、すごい勢いでプライバシーの侵害をしてましたよね。しかも医者から調書を見せてもらってそれをそのまま載せるような。
医者もどうかと思うんですが。
私はそれはもう完全にアウトだと思うんですよ。もうがっかりですよ。
それはともかく、実際に子供が子供を殺すという事件がおきていて、そのことについてもまだ全然わかってないのに、フィクションで描くとなると、どういう骨子のお話にするつもりなのだろうか?
夫婦愛や家族愛を解くのか?
お涙ちょうだいか?
現代日本の歪んだ問題点を鋭く付くのか?
罪と贖罪について書くのか?
その辺が気になるので、見るのがしんどい重いドラマなんですが、もう少し見たいと思います。
原作が漫画なのでそっちも気になる。


このドラマ、エンディングがMONKEY MAJIKなんですね。
私が初めてもまじを知ったのはフジテレビの西遊記の時。
そのときはまだこのグループ海の物とも山の物ともつかぬ状態だなあと思っていたんですが、直ぐに普通にJ-POPシーンに定着してしまいまいました。
日本人でもこんな風にちょっと巻き舌チックに歌う人とかいるもんね!
日本人より英語歌詞が自然だし、いいよね!
いや、いいバンドだと思ってます。ホントです。


「爆笑問題のニッポンの教養」歴史人口学

爆笑問題のニッポンの教養「人口は口ほどにものを言う~歴史人口学・鬼頭宏~」の話題。
私は前から気になってた事がありました。
自分が生きているのはこの現代ですが、映画や漫画や小説やドラマなどによって、昔の人の生活を間接的に知ることはあります。まあフィクションに限らずノンフィクションもありますな。エッセーとか。
そういうのに触れると、「感覚的」に、最近の人は子供っぽい。というか成長するのに時間がかかっている、というか。
逆に言うと、作品中に出て来る「昔の人」って若くても大人というか。
そんな感じがする。
大雑把に言うと10年くらいの差があるな、と思ってました。
今の30歳って、昔の人で言うと20歳くらいの感覚。
昔の50歳って、今でいうと60歳くらい。
私が子供の頃、自分が小さかったからというのもあるけど、60歳というとすごく年寄りに思えたんですけど、今の60歳の人って(個人差はあるけど)若いですよね。少なくとも私が子供のころの60歳のイメージより、ずっと若々しい。
ここでいう「昔の人」って言い方も大雑把ですけど、まあ高度経済成長期くらいから以前ですかねえ。
……と、考えていたんですけど、この番組で歴史人口学の鬼頭先生という人が同じようなことを話していました。
人生ゴムバンド説……だったかな。
平均寿命が延びたので、死が遠ざかった。死ぬまで時間がかかるようになった。
平均寿命が40歳くらいだったころ(そんなに昔じゃないらしいです)の20歳は、今(平均寿命が80歳くらい)の40歳くらいだ、というのです。うは、10年どこの差じゃねぇ(笑)
そうなるとどう生きるか…伸びた分何をするか…それが問題、みたいな話だったんですが。
オタクの皆さん(勿論私も)だったら別段時間をもてあまして困ることはないよネ!
オタクって高齢者社会向けだったのか。
昔の人が若くてもしっかりしてるのは、昔は生きるのが大変だったからかなーと思ってたんですが(今の方が科学技術が発達してるし医学も進んでいるので生きやすいのではないか、というのが前提で)、そっか、そもそも平均寿命が違いますよね。