ふきだしがついてる記事たまにみかけるけど、こんなふうに使えるんや……知らなかった。
ファーレンの部屋へようこそ
誰だお前はー!?
みたいな茶番が延々とできるんですね。テクノロジーの無駄遣いだ〜。
こんにちは、ジークフリード・キルヒアイス大佐(原作一巻時)です。この記事では舞台銀英伝・第四章後篇「激突」の感想をお送ります。
「ファーレンの部屋」は舞台ノイエ銀英伝・第一章のDVD特典映像ネタです。こんにちは、アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト少将(原作1巻時)です。
銀英伝は2回舞台化してます(宝塚も入れると3回)。便宜的に
最初の舞台シリーズを舞台銀英伝
最新の舞台シリーズを舞台ノイエ銀英伝
と呼び分けます。舞台銀英伝は全部で11公演。舞台ノイエ銀英伝は3公演あるらしいです。
舞台銀英伝・第四章後篇「激突」
今年になってからDVDを購入して、3月10日〜11日あたりに見ていたのですが、その際に書きつけたメモがあるので投稿していきます。黄色地の吹き出しが当時のメモからの抜粋です。
これから舞台版銀河英雄伝説第四章後篇激突を見るんだけどキャスト表とメインビジュアルから類推すると推しがしにますね!!!??? 俺はくわしいんだ。
〜〜舞台銀英伝を見るたじまさん〜〜
舞台版は原作5巻の内容までで作ってて、最後の話は5巻の内容・ラインハルトとヤンの直接対決で終わりです。で、この時に私の推しがしんでるんですよね。
私は意気地がなくて、推しがしんだことを受け止めきれずにいました。でもコーネフが戦死したバーミリオン会戦というのはヤンとラインハルトの直接対決なんすよね。
私にとっては、それが落とし所だった。宿命の二人の直接対決でしんでるんだから、しかたがないんだろうなと。
この舞台、舞台だからだと思うけど、コーネフのしぬシーンはたっぷり尺とってやってくれてる。直接的なシーンはないけど(宇宙空間で爆発四散だもんな)コーネフ戦死の報を聞いたあとのポプランの様子は原作とは比べ物にならないほど哀惜たっぷりに演出してくれている。
原作ではポプランのコメントがちょっとある程度なんですけど、これはこれで受け入れていた。銀英伝で描写される色々な人の死のひとつなんだ、と。
でも自分の推しが死んだことを受け入れるには充分ではなかったんだと思う。感情が収まらなかった。だから中学生の時に銀英伝を初めて読んでから、今日に至るまで、私の中に推しキャラの亡霊が住み続けるはめになった。
もしかしてこの感想すごく長いのでは?
銀英伝の舞台では、以前に4人の撃墜王のうちの2人が戦死するシーンをやっていて、ポプランが悲しみを歌にしていた。
舞台のポプランってミュージシャンがやってて歌がとてもうまくて、なんか歌うんですよ。突然歌うんじゃなくて、キャラクターの気持ちにちゃんとシンクロさせてるんだけど。
そのポプランがコーネフのために歌ってくれたからね。ようやく私の中の亡霊が成仏してくれた。今日ですよ。今日成仏した。
撃墜王2人が戦死するのは「撃墜王」ですね。
舞台版のキャストは
♥️ポプラン 中川晃教
♣️コーネフ 中村誠治郎
♠️ヒューズ 中原裕之
♦️シェイクリ 大山真志
となっております。
ひゅ〜〜っ、豪華な配役!!
舞台ってのがまたいいもので、作中でどれだけ激しくドンパチしても、修羅場になっても、人がころしあっても、カーテンコールになると出演者がみんな一斉に出てきて観客に挨拶してくれる。
カーテンコールではヤン役の河村隆一さんが作ったテーマ曲「Searching for the light」をキャストみんなで歌います。その中にポプランが「ビバ、デモクラシー!」というタイミングがあるんですよ。
この公演の時、おそらくDVD用の収録が行われてる日だと分かった上でだと思うんですが、ポプランがコーネフを呼んで「ビバ、デモクラシー!」の掛け声をやらせてるの。すごくよくないですか? 原作ファン的にはもう泣いてた。
ありがとう舞台銀英伝。これからも大好きだよ。
ビバ、デモクラシー!
舞台だと「ビバ、デモクラシー!」のところまでやらなかったのにな。
それはそれとして粋な振りをした舞台版オレの中川さん最高だな。
順当にちゃんと舞台見てれば、2015年の公演時にコーネフが供養できてたはずなんだけど、そのときに見に行かなかったばかりに今頃。8年も経ってますよ。でも今供養できてよかったよ。
DVD鑑賞後に書いた「舞台銀英伝のポプランとコーネフのパートの感想イラスト」です。本当にこうだったんだって! 夢じゃないんだって! トトロいたもん!
本当に供養できてよかったですね、コーネフ少佐。オレは?
ファー様は原作でそこそこいい死に方してるんだからいいじゃないのさ。
今日は舞台銀英伝のDVDに魂が救済された日だった。
長くオタクをやってるとこんな奇跡が起こりうるんだな。死んで退場したフィクショナルキャラクターがきちんと弔い直されるなんてなかなかないもんな。でも息の長い人気シリーズだとこんなことも起こる。
滅多にないことだが多幸感に包まれて寝れそう。
この人大丈夫? 天に召されてない?
だってポプランが「ヘイ、コーネフ」って歌ってくれるんだもん。「オレはオレを許さない」「お前はお前を許さない」って歌ってくれるんだもん。
一人称と二人称を取り違える癖のあるポプランが歌うんだから意味深ですよね??? 作詞作曲はポプラン役の中川晃教氏です。
多幸感に包まれて、心も新たに書いたのがこちらのイラストです。
ここのブログ記事でもかいてたな。
なんにせよ、供養できてよかった。オレなんか死んですらいないから供養もなにもない。命日がない。誕生日は15月36日だし。
オレは誕生日が12月25日で、命日が4月29日だ。
お前はどちらも妙に覚えやすいんだよな。
古い宗教の教祖の誕生日と、古い国家の一時期の象徴元首の誕生日だから。
ちなみに私の命日9月9日は古代中国では重陽の節句というイベント日らしいですよ。
なんか豆知識雑談になってるよ?
ちなみにキルヒアイスの命日は私の誕生日なので覚えやすいですね。
銀英伝作中の話でいうと第十四代薔薇の騎士連隊連隊長カスパー・リンツの誕生日でもあります。
よっ、十四代目!!
葛葉ライドウみたいないいかたするやん。
この舞台銀英伝・第四章後編激突は他にもたくさんの要素があって、語るべき感想は他にも色々あるんですが、こちらの記事はコーネフの死に際に特化した内容でお届けしました。
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